[トップ][もどる]
傭兵雇い兵/マーセナリー
Mercenary(英)/Mercenaire(仏)/Mercenario(伊)/Söldner(独)

雇い人/ハイアリング
Hireling(英)/Mercenaire(仏)/Mercenario(伊)/Mietling(独)

 お金のみを目的として、自由意志で戦闘行為に参加する人。
通常は一時的な非正規軍人を指して用いられますが、同じ軍に長期に渡って所属する傭兵も珍しくはありません。
また、傭兵隊が正規軍として認められている例もあり、これらの場合「自国や自軍に信条のない職業軍人」との区別がしばしば曖昧になります。
現代ではグループで傭兵供与する民間軍事会社の存在なども珍しくはありませんが、厳密には個人(または少人数)のそれに対して用いられる言葉です。

 傭兵忠義や人情で結ばれているわけではないため、あまり突っ込んだ戦闘をしないですとか、勝手なことをするですとか、裏切りやすいといったイメージがあります。
実際、戦闘行為はそっちのけで死体漁りをする傭兵といった例も珍しくはありませんでした。
ただ現代ではチェック体制が厳しくなったり、傭兵が会社組織化されたことなどもあって、こういった心配はあまりないと思って良いでしょう。

 なお「Hireling」は稼業全般を対象とした雇い人で、この中には「Mercenary」も含まれます。
例えばゲームなどで雇用できる対象に戦闘員以外も含まれる場合は、こちらの語が用いられます。