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クリス/クリース
Keris(マレー)/Kris(英)/Kriss(仏)/Kriss(伊)/Kris(独)
40cm〜60cm、500g〜700g

 インドネシア諸島で見られる、波刃状の刺突用短剣。 Kerisが正しく、Krisはヨーロッパに渡ってからのつづり。
マレー語で「短剣」を意味する言葉で、古くはCryseCriseCrissなどとも。

 現地の鉄鉱石(隕鉄)を原料としており、部位により組成が異なるために生まれる木目状の刃紋が特徴的。いわゆるダマスカス剣。
なお現在のものはニッケルが用いられます。

 14世紀半ばに生まれたと言われるこの剣は、お守りとして代々に受け継がれたり、儀式に用いられたりされる一方で、殺人や死刑執行などの用途にも用いられました。