[トップ][もどる]
ゲイボルグ/ガエボルグ
Gáe Bolg(古アイルランド)/Gáe Bolga(〃)/Gáe Bulg(〃)/Gáe Bulga(〃)

 アルスター伝説(ケルト神話の一。アルスター地方にまつわるもの)の半神半人の英雄クー・フーリン(ク・ホリン:Cú Chulainn)が所持していたとされる銛で、ダーナ神族の四神器の1つである太陽神ルー(クー・フーリンの父)の槍ブリューナク(Brionac/Spear Lúin)と同一のものとも。
は巨大な海の獣(鯨?)の骨から作られたもので相当な重量があり、足で蹴って放ちます。
放たると穂先が無数に分かれ、対象を襲うとされます。

 ゲイボルグはクー・フーリンの師匠となる影の国の女魔法戦士スカアハ(スカアサ/スカサハ:Scáthach)より、修行の終了の際に与えられたものと言われています。
スカアハに匹敵する力を持つとされる、同じ影の国の女戦士オイフェから渡されたとする説もあります。