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バゼラルド
Baselard(英)/Basilard(英)/Basilard(仏)/Badelare(仏)/Bazelaire(仏)/Baselardo(伊)/Schweizerdegen(独)/Schweizerdolch(独)
30cm〜70cm、400g〜800g

 13世紀のスイス(またはドイツ)で開発された短剣
「バゼラルド」はスイスの州「バーゼル(Basel)」に由来すると考えられており、SchweizerdegenSchweizerdolchはそれぞれ「スイスの剣」「スイスの短剣」を意味します。

 バゼラルドは15〜16世紀のスイスの槍兵に好んで用いられましたが、軍によって支給されたものではなかったため、長さなどの規格は特に統一されませんでした。
が「エ」のようになっているのが特徴的ですが、柄頭(「エ」の横棒の部分)が反っていたりいなかったり、また反っている場合でもその向きは不定です。
刃は菱形の断面を持つ鋭利な両刃で、刺突用途で用いるのに優れていました。