[トップ][もどる]
六分儀
Sextant(英)/Sextant(仏)/Sestante(伊)/Sextant(独)

 海上で緯度を測るための道具。
1,757年のイギリスにおいて、天文学者のジョン・バード(John Bird)によって作製されました。
スコープの左側に水平線、右側に空が映し出されるようになっており、後者の角度を調整して定時の太陽や月、北極星などを水平線に合わせることで、現在の緯度を求めます。
また灯台に対して使うことで、その距離を求めることもできます。

 ラテン語で「1/6」を意味する「Sextans」が語源で、円の1/6の角度である60度までの天体などを対象に測ることができます。
同様の器具で、45度まで測れる「八分儀(Octant)」、72度まで測れる「五分儀(Quintant)」、90度まで測れる「四文儀(Quadrant)」などもあります。