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ドロワーズ(/ズロース)/パンタレッツ Pantalettes(英)(/Pantalets(英)/Drawers(英)) |
19世紀始めのフランスで発祥し、その後イギリスとアメリカに広まったレギンス。
スカートの丈が短くなりだした19世紀前半に、
脚を見られないようにする目的で用いられました。
当時はまだショーツが用いられていなかったので
重ね履きにはあたりませんが、スパッツやストッキングなどが用途目的としては近いでしょうか。
全体はゆったりとしており、
裾の付近がすぼまった構造になっています。
前開き、または左右が別個の構造になっており、脱がずにそのまま用を足せる作りになっていました。
今日ではかぼちゃパンツやちょうちんブルマのような短パン丈のものが良く知られていますが、当時は成人用で足首丈、子供用でふくらはぎまであり、スカートの
裾から少し見えるようにして用いられました。
一般に女子の
衣類ですが、少年がズボンの下に着用することもありました。
なお語「
Drawers」はズボン、パンツ類を
総称する古い言葉で、現在も
俗語として用いられるものです。
日本では「ズロース」として伝わったためか下着としてのイメージが強いですが、日本で言う上記「ドロワーズ」を指す特定の言葉ではありません。